おっさんずクリニック

パニック障害にも負けず・加齢にも負けず・老後や男ひとりのバツイチ生活の不安にも負けず・夢の実現が出来る者になりたい

【パニック障害】になって仕事を辞めました

 

人生は、自分が思った通りに進んでいくと自信に溢れていた20代。

あれから20年でその考えは360度変わることに…

「まさか自分が・・・」

パニック障害を発症してからはしばらくの間、その問いの答えばかり求めていました。

 

 

「人生の節目節目には、色々あるぞ」と言われたことが、身に染みた話」

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まさか自分が…

そう、結婚式のお決まりの話「上り坂・下り坂・ま坂」のまさかである。

今までも色々な困難や問題に出会いましたが、今にして思えば普通の下り坂でした。

 

それは突然、昼下がりの会議室で起こりました

「あれ?なんか喉が詰まるな」

何度か咳き込んでみたものの一向に治らない感覚に恐怖を覚えた瞬間…

「苦しい…やばい!息ができない」

一瞬、自分の身になにが起きたのか理解出来ませんでしたが、会議中だったので平静を装い会議を退席して外に出ました。

気持ちを落ち着かせようと、深呼吸やストレッチをしたり会社の周りをグルグル歩いてみました。

それでもその症状は緩和されず、煙草を吸ってみたりコーヒーを飲んでとにかく落ち着かせようとしましたが、その息苦しさからは逃れられませんでした。

 

「肺気腫・肺がん…ついに来たか、いくら何でもまだ若すぎるだろ!」

 

そのなことを頭の中でグルグル考えていましたが、とにかく病院に行かなければと思い、会社を早退して車を走らせ病院へ急いで向かいました。

 

 自分が想像していたモノとは全く違っていた

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検査の結果、身体的にはどこも悪いところはなく、先生曰く「疲れかな」とのこと。

とりあえず安心はしたものの、「呼吸ができなくなるかもしれない」という不安は払拭出来ず不安を抱えたままその日は自宅へと帰りました。

そして、その夜から地獄の日々の始まるとも知らずに…

 

呼吸ができない・できなくなるかもしれないという恐怖

これは経験したことのない人には理解できない話ですが、呼吸ができない息苦しさとその恐怖は想像を絶するものでした。

 

正確には呼吸は出来ていたのですが、息をしても酸素が足りない感覚と胸が押しつぶされそうな感覚、そして死ぬかもしれないという恐怖は今までに味わったことのない経験でした。

 

今までに過呼吸で苦しむ人を介抱したことはありましたが、こんなにも苦しいと知っていたら、もっと違う介抱の仕方があったのでは?と、今更ながら反省したことを今でもはっきり覚えています。

 

 改善の気配がないので再度病院へ

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息切れ・動悸・めまいの症状と、ある特定の条件下でその症状が特に酷く感じられることを医師に告げると「自律神経失調症かな、ゆっくり静養すれば治るよ」とのこと。

 

自律神経失調症とは?


自律神経とは交感神経と副交感神経との二つの神経系からなり、この二つの神経系のバランスが崩れることにより、様々な身体の不調や心の不調が引き起こることを自律神経失調症とよびます。自律神経は全身の器官をコントロールするため、バランスが崩れると全身の機能に支障をきたして、さまざまな症状が出ることがあります。
体温調節が上手くいかず、ほてり感、のぼせ感、異常な発汗がみられたり、耳鳴りやめまい、頭痛、肩こり、腰痛、下痢、便秘、眠気、全身倦怠感など多数の症状があげられます。

 

出典元 押上こころのクリニック

https://www.oshiage-mental.com/general/

 

この時は、なんとなく精神病の一種とは思っていましたが、医師の深刻ではない雰囲気と、自律神経失調症というテレビなどでよく耳にした病名に何故か安心しました。

 

そして、その日は気持ちを落ち着かせるいう薬を処方され、しばらく会社を休んで様子を見ることにしました。

 

 色々調べたら”パニック障害”だった

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しかし、一向に改善しない症状に不安を感じ自分で色々調べていくと、特定のシチュエーションで息切れ・動悸・めまいが出ることから、パニック障害という病気の症状とすべて一致していました。

 

パニック障害とは?


突然理由もなく動悸や呼吸困難、発汗、めまいなどの発作が出現し、そのために生活に支障が出ている状態をパニック障害といいます。パニック発作は、多くの場合20~30分くらいでおさまりますが、死んでしまうのではないかと思うくらいに感じるため、発作に対し強い不安や恐怖感が生まれます。また発作が起きたらどうしようかと不安になり、過去に発作をおこした場所や起きやすい場所や状況を避けるようになります。例えば電車やエレベーターの中などは逃げ場がないと感じるなど、外出自体に苦痛を感じるようになります。そのため、人前に出ることを避け閉じこもるようになり、社会生活上の支障が出ます。さらに症状が悪化すると、うつ病を併発することもあります。

 

出典元 押上こころのクリニック

https://www.oshiage-mental.com/general/

 

 

私の場合、特に症状として酷く出るシチュエーションは、下記の状況に身を置いたときでした。

 

  1. 車に乗っていて渋滞にハマったとき。
  2. 会議室など密室に人が多くいる部屋に入ったとき。
  3. 映画館やコンサート会場など人が密集した場所。
  4. 電車やバスなど公共交通機関に乗ったとき。
  5. 新しいお店や見知らぬ環境下に置かれたとき。
  6. 花火や大雨など激しい音がしてその状況から離れられないとき 。
  7. 怒ったり・心配事を考えるなど感情の起伏が激しくなったとき。
  8. 食後やアルコールを摂取したとき。

 

普通の生活が出来ない…

この時になって初めて知ったパニック障害という病気に、目の前は真っ暗になりました。

 

パニック障害を抱えながらの仕事

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そこから先の記憶はほとんどなく、毎日がひたすら苦しかったという感覚だけが残っているだけで、日々なんとか生きているだけでした。

 

  1. 夜寝れない・熟睡できないという苦しみ。
  2. 通勤途中で始まる渋滞でさらに苦しみ。
  3. 公共交通機関に乗って苦しみ。
  4. 会議が中心の仕事をしていたためそこでまた苦しみ。
  5. 部下を叱咤激励して自らも苦しみ。
  6. 取引先との接待で新しいお店に入ったときに苦しみ。

 

とにかく毎日が苦しみの連続で、気が休まる暇もなく日々憔悴していきました。

 

それでも何とか1年は仕事を続けられたものの「このままなら死にたい」と思うようになり、ギリギリの精神状態の中でなんとか治療に専念しようと思い立ち、仕事を辞めるという決断をすることが出来ました。

 

今にして思えば、パニック障害からのうつ病も併発していたのかもしれません。

 

 パニック障害で仕事辞めました

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そして仕事を辞めたことで、今まで押さえつけられていた気持ちが解放され「何もしたくない」から「仕事を辞めたらやりたいこと」「これからの人生をどう過ごすか」と前向きな考えになれるようになりました。

今にして思えば仕事が一番のストレス原因だったのだと思います。

仕事をしているときにはやりがいもあり楽しいと思っていましたが、仕事の重責を感じ心の奥底では仕事行きたくない、やりたくないと思っていたのだと今なら素直に言えます。

 

仕事を辞めたメリット

  1. ”パニック状態になるかもしれない”という状況を減らすことができた。
  2. 体調は悪かったが気持ちは前を向けるようになった。
  3. 考え方が「やらなければ・しなければ」という考えから「やりたい・したい」に徐々に変わった。
  4. 電車やバスなどの公共交通機関に乗らなくて済むようになった。
  5. ”起きなければならない”という、強迫観念からの解放により眠れるようになった。

 

「仕事を辞める選択肢などない」という固定観念で1年もの間苦しみましたが、辞めるという決断ができたこと自体が奇跡でした

 

仕事を辞めたことによるデメリット

  1. 収入が失業保険だけの状態になり、金銭的な不安が生まれた。
  2. パニック障害が治らない状態で、転職先が見つかるか不安が生まれた。
  3. 療養中に引きこもりとなり、社会復帰が出来くなるかもという不安が生まれた。

 

しかし、デメリットを差し引いても仕事を辞めたことが、寛解のきっかけとなる必須条件だったことは間違いなかったと思います。

 

パニック障害で苦しむ人に伝えたい

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まさか自分が…

人生40年も生きていると色々な経験や問題に見舞われることもあります。

そしてそのことは自分の力ではどうにもならず、誰もが大なり小なりそういう時期がくるのかもしれません。

しかし、その時に思い出してほしい事は「あなた一人だけに起きていることではない」ということです。

もちろん他の人が苦しんでるからと言って、自分が救われるわけではありませんが、この事実は、あなたの苦しみを分かち合える人がこの地球上には大勢いるのだということです。

そしてパニック障害という病気は、近年芸能界でもカミングアウトされるように、現代においては100人に2~3人に発症する特別な病気では無いようです。 

私自身もパニック障害を発症してからというもの毎日思い悩み、眠れない夜には色々な書籍を読み漁ったり、ネット検索で解決方法を探したりと日々救いの手を探して、これはと思える対処法をひとつひとつ試しました。

そしてそのことを、このブログを通して多くの人に伝えていきたいと思います。