おっさんずクリニック

パニック障害にも負けず・加齢にも負けず・老後や男ひとりのバツイチ生活の不安にも負けず・夢の実現が出来る者になりたい

会話で笑いが減ったらSOSのサイン【夫がパニック障害になったら】妻や家族がとるべき対処法とは?

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最初に言っておきたいのは

「パニック障害は治ります」

という事です。

 

時間は掛かるかも知れませんが、やり方さえ間違えなければ徐々に良くなっていきます。

但し、一進一退を繰り返しながらなので、本人はもちろんサポートする側にとっても長い道程となります。

 

パニック障害になった夫を抱えたご家族の方は、夫の症状にも心配するでしょうが経済的な不安や精神的な不安もあるかと思います。

しかし、そんな時だからこそ妻のサポートや家族のサポートは必須なんです。

 

そこで、間違った言葉や態度をとってしまうと、パニック障害の治療どころではなくなり、夫婦の危機や家庭崩壊に陥るかも知れません。

 

そうならない為にも、相手が出しているSOSのサインを見逃さないようにする事が、夫婦円満・家庭円満の第一歩です。

 

 

パニック障害を理解する

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まずはパニック障害の事を知って下さい。

 

パニック障害とは、諸説ありますがストレスによる生活習慣の悪化から、脳内の神経伝達物質が不調をきたし、動機や息切れ(呼吸困難を含む)などが起こることを云います。

電車などの閉鎖空間や人混みの圧迫感などが引き金になって、その症状が出る事が多く、最悪は意識が朦朧として気を失う事もあります。

 

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もし、あなたの夫がパニック障害になった時に覚えておいて欲しいのが、家族の方も驚くでしょうが、1番驚いてるのは本人という事です。

 

その時に、家族の方が過剰に反応されてしまうと本人にとって、とてもキツいのです。

かといって、パニック障害の苦しみを理解もせずに「治るから大丈夫だよ」と言われるのも違います。

 

私の場合、最初に言って欲しかった言葉は

「頑張り過ぎちゃったね、休んでも大丈夫だよ」です。

間違っても「なんでそんな病気になったの⁉︎」とか「明日仕事行けるの?」なんて聞いてはいけません。

 

パニック障害になり易い人は、もともと生真面目で責任感が強く、泣き言を言うのが嫌いな人が多いんです。

側から見れば、精神的に強そうな人の方がパニック障害になり易いのです。

 

また、パニック障害はうつ病と併発することが多く

「最近ふさぎがちになってきた 」

「会話が減ってきた」

「食欲がなさそう」

「いつも眠そうにしている」

「笑顔が減った気がする」

そんな良くありがちなサインを見落とすと、パニック障害やうつ病は重症化してから発覚し、生活に支障をきたすことになってしまうのです。

 

病院に行くべきか否か

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まずは病院に行くべきです。

 

パニック障害やうつ病などの精神疾患は、他人からはその判断をする事は難しいからです。

また、始めの頃は本人すら気付いていない事も多く、気づいていたとしても精神疾患を患っているとは認めたくないので、通常通りの生活を無理して送ろうとします。

 

「パニック障害かもしれない」と思ったら、まずは病院で診察してもらい今後の対策を考えた方が良いのです。

 

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診察の結果、パニック障害と分かれば、本人もその事実を認めることが出来て気が楽になることがあります。

 

パニック障害の初期症状とは

眠りの質が悪くなる

 

集中力が無くなりミスが多くなる

 

やる気がなく倦怠感が募る

 

感情の表現が希薄になる

など、はたから見ると更年期障害か加齢によるものと軽く見られがちです。

しかし、病院で診察してもらうことで、パニック障害やうつ病を早期に発見出来る為、早めに対策を取ることが出来ます。

 

病院へ行くことはお勧めしますが、薬の服用はケースbyケースです。

 

どんなに良い薬であっても必ず副作用があります。

睡眠障害で睡眠薬を服用するようになると「睡眠薬を飲まなければ眠れない」など、離脱症状が付き纏いますし、向精神薬などは自分の身体に合わないと、かえって症状の悪化につながる事があるからです。

但し、症状が重篤な場合は、まずは薬の投与を行ってから対処しなければいけないケースもあるので、信頼のおける医師のもとで薬の投与は相談しましょう

 

仕事を辞めさせるか否か

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収入に直結するのでその判断は大変難しく、家庭ごとの事情もあるのでどちらが良いとは一概に言えません。

 

私自身は、1度退職して治療に専念しました。

 

当時は仕事を辞めた事により、精神的にかなり楽になりました。

おかげで、パニック障害の症状も良くなったので、その時は辞めて良かったと思いました。

しかし暫くすると、仕事を辞めた事によって収入が入ってこない不安に襲われ、2か月後には再就職をしました。

 

子供もまだ小さく家のローンもあったので、無収入な身分で先行きが見えない状態に耐えられなかったからです。

 

今にして思えば「退職じゃなくて休職でも良かったのかな」とも思えますが、当時は「仕事を辞めなければ治らない」と思い込んでいたので退職という決断をしました。

しかし、実際のところどちらが良かったかは分かりません。

 

パニック障害の改善はとにかく時間が掛かります。

貯蓄の程度や妻の収入、実家からの援助があるか?労災認定されるのか?会社の休業補償があるのか?障害者認定されるのか?など、総合的に判断してから決めましょう。

 

家庭でも出来る改善方法

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パニック障害の治療には睡眠・食事・運動のバランスが重要です。

 

1番最初にやって頂きたいのが睡眠です。

パニック障害になった人のほとんどが、何かしらの睡眠障害も患っています。

睡眠障害には「入眠障害・中途覚醒・早朝覚醒」などがあります。

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今まで、家族のために頑張ってきた夫はここ数週間、又はここ数か月間睡眠不足だったのは間違いありません。

「何時までには寝なければいけない」

「何時までには起きなければいけない」

から解放してあげて下さい。

「本人の好きな時間に寝させ」

「好きな時間に起きても良い」

まずは、そんな環境を作ってあげて下さい。

睡眠をたっぷり摂った後からでも、今後の話をしても遅くはありません。

 

次に、栄養のバランスが摂れた食事を規則正しく摂って下さい。

 

パニック障害になる人は、栄養のバランスと食事の時間が乱れていることが多いです。

更に、食欲も減退しているので、食べることが楽しめなくなっています。

 

例えば、朝は菓子パンとコーヒー、お昼はラーメンや牛丼、夕飯は肉がメインの定食などでは、パニック障害じゃなくても別の病気になってしまってもおかしくありません。

 

現代人は、特に炭水化物過多な食生活になりがちです。

炭水化物はエネルギーにはなりますが、パニック障害の改善に欠かせないアミノ酸やトリプトファンは十分に摂れません

 

コンビニのサラダなどではなく、ほうれん草のおひたしや根菜類の煮物などで野菜をしっかり摂り、魚や海藻類・乳製品などで必須アミノ酸やトリプトファンを多く摂るようにしましょう。

 

また、食事をする時間も大事です。

特に夕飯の時間が重要です。

 

よく夕飯は「20時以降は食べないようにしましょう」と言われます。

若い頃は気にもなりませんでしたが、30歳後半くらいになると、夜遅くに食事をすると次の日の朝、胃が重くなるようになりました。

パニック障害になる人は、加齢による消化活動の低下が始まっているにも関わらず、仕事の帰りが遅い傾向にあるので、20時以降の食事が多く消化不良を起こしているケースが多いのです。

 

この夕飯時間をコントロールするだけで、自然な食欲改善につながります。

ただし、どうしても20時以降でないと食事が摂れないのであれば、食事が終わってから次の食事まで最低10時間以上は空けましょう。

 

本来は、次の食事までに12時間以上空けると、胃腸の調子は改善し自然な食欲が湧いてきます。

もし、どうしても次の食事までに12時間の時間を空けることが難しければ、朝食を抜いて早めの昼食を摂るようにすれば、同じ結果が得られます。

 

最後に、本人と一緒に運動して下さい。

パニック障害になった人の多くは慢性的な運動不足の傾向があります。

 

そして、パニック障害になった後は外出することも億劫になるので、最初の頃は家族の方が一緒に取り組んだ方が始め易いかもしれません。

 

運動の内容は、いきなり激しい運動をするのではなく、家の周りの散歩から始める方が本人に無理をさせずに出来ます。

 

近所の散歩が出来る様になったら、徐々に距離を伸ばしていき、運動の気持ち良さと自信を付けさせて下さい。

 

それが一人でも出来るようになった後は、ハイキングや水泳やジョギングなど本格的な有酸素運動が出来るようにサポートしてあげましょう。

 

そこまで出来るようになると、パニック障害の症状は、それなりに改善方向に向かっていることを本人も確認することが出来るようになります。

 

あとは、時間をかけて徐々に改善に向かうだけです。

但し、ここでも気を付けて頂きたいのは、パニック障害の改善は「一進一退」です。

焦る気持ちは本人が一番強く思っているので、周りの方はとにかく「ゆっくりとやっていこう」という気持ちが大事です。

 

まとめ

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夫にパニック障害やうつ病になった後に

「なぜ気付いてあげられなかったんだろう?」

「私のせいかも?」

「なんとか助けてあげたい」

そんな気持ちを持っている妻や家族の方なら大丈夫です。

時間が掛かるかも知れませんが、しっかりサポートしてあげて下さい。

 

本人が思っているペースよりも、ゆっくりなペースで付き合っていきましょう。

 

パニック障害になる方は結論を急ぐ方が多いので、いくら対処法をやっても結果が出ないことにストレスを余計に感じ、症状が悪化するケースもあります。

 

パニック障害の寛解までは、皆さんが思ってる以上の時間が掛かります。

 

私の場合、自分に合う改善方法の模索に時間が掛かった事や、パートナーの心無い言葉や態度に改善までの期間が伸びました。

 

仕事を辞めて1か月~「死にたい」という気持ちが薄れる

1年後~パニック障害の症状が雨時々晴れになる

3年後~パニック障害の症状が晴れ時々雨になる

5年後~やっと寛解している実感を持てるようになる(年に数回雨くらい)

と、6年目にして「精神的に強くはないけど普通のサラリーマン」が出来る程度には回復しました。

 

当時、自分が望むようなサポートは得られませんでした。

今にして思えば、私自身も身勝手で相手のことなど気に掛けることも出来なかったので、当然の結果だったのかもしれません。

 

パニック障害やうつ病を患った人を、夫や家族に持った方は「今の相手は本当の夫ではない」くらいの気持ちで接することが出来ないと、サポートをしている周りの人も病んでしまいますので気を付けて下さい。

 

人生初めての経験で、パートナーや家族につらく当たったり自分自身を嘆いたりと、かなりつらい経験でしたが、今となっては「自分の人生に必要な出来事だったのかもしれない」と前向きに捉えて生きています。