おっさんずクリニック

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パニック障害の仕事選び【接客業がオススメな理由】黙々と座ってやる仕事は危険?

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パニック障害になると、人と話すことが辛いと感じる時や疲れることが辛いと感じる時があります。

仕事選びをする時に、やりたい仕事を探すのではなく出来る仕事を選びがちになります。それは「人とあまり話さなくてもよい仕事」であったり「座って出来る仕事」などです。ついそういう仕事に目を向けてしまうのは、パニック症状が出るような状況が少ない業務内容だからです。

それでも接客業をオススメするのは理由があります。それは「接客業の業務内容」が、パニック障害の改善に効果が高いからです。勿論パニック症状が重い時は、仕事をするどころではないので、気持ちが前を向き出すまではゆっくり休みましょう。しかし、パニック障害の症状があっても「仕事をしなければいけない」「社会復帰の為にも仕事をしたい」という状態であれば、接客業を1つの選択して、検討してみるのも良いかも知れません。

 

 

接客業は「立つ事・歩く事」が仕事

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多くの接客業は「立つ事・歩く事」が仕事です。例外もあるでしょうが、このことがパニック障害の症状緩和に一役買います。

立ち仕事は「ふくらはぎ」が鍛えられます。「ふくらはぎ」といえば第二の心臓と言われるくらい大事な筋肉のひとつです。そして、筋肉を鍛えると血流が改善して自律神経のバランスは整えられ、パニック症状の緩和に繋がります。

接客業のほとんどは立ち仕事なので、しばらく休養していた人には慣れるまでの間、長時間立ち続けるということ自体が肉体的には大変かも知れません。しかし、もし出来るのであれば頑張ってみて下さい。

大体のお店は10:00に開店して19:00や20:00閉店なので、休憩時間を除くと7時間以上は立ちっぱなしです。仕事が終わる頃には足はパンパンになって翌日は筋肉痛になりますが、慣れてくる頃にはふくらはぎに筋肉が付いている事を実感します。そして、筋肉が戻ってくると元気も戻ってきます。

 

 

接客業は「良く笑い・良く話す」ことが仕事

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接客業は「笑顔で話す」ことが仕事です。例外もあるでしょうが「サービスや商品」を売ることが仕事だからです。そして、この「笑顔で話す」という事がパニック障害の症状を和らげます。

パニック障害になった人の多くが、対人関係からくるストレスが原因と思っている人も多いので「そんな仕事は出来ない」と思うかも知れません。しかし、よく思い返してみて下さい。その原因となった対人関係は「全ての人」でしたでしょうか?おそらく違うはずです。つまり、「全ての人」が嫌いなわけではなく、ある特定の人であったりストレスを感じるシチュエーションでの対人関係が苦手なだけではないでしょうか?

基本的に人は、誰かとつながりを求める生き物です。せっかく、誰かとつながりを作るのであれば、良好な対人関係を作りたいものです。その事は「笑顔で話す」ことでしか得ることは出来ません。そして「笑顔で話す」ことは、脳内分泌物質セロトニンを分泌させパニック障害の症状を緩和させます。

 

 

例外は必ずどこにでもある

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気をつけて頂きたいのが「接客業の全て」が、パニック障害の症状を緩和させる訳ではありません。

例えば、パワハラやセクハラが蔓延している職場や、お客さんの質が悪い店舗での接客など、ストレス度合いが普通の接客業より高い場合は、改善どころか悪化する可能性が高くなります。他にも、売上目標を追う様な店舗では、個人目標の達成に向けて精神的に追い込まれる事もありますし、質の悪いお客さんが多いお店では、クレーム対応などで心が擦り減る事があるので注意が必要です。

何事にも例外があるように、人によっては「接客業がトラウマ」になっている人にはおススメ出来ません。しかし、人によっては接客業の業務内容がもたらす効果が、パニック障害の症状緩和に良い結果をもたらすかも知れません。

まだ仕事をする段階でない人は、ゆっくり静養することが症状緩和の第一歩ですが、気持ちが少しずつ前を向き出し「仕事をしたい」「社会復帰をしたい」と思うようになったら、それが仕事探しのサインかも知れません。

パニック障害の症状緩和は一進一退です。自分のタイミングで無理をせずに実行していきましょう。

 

 

あとがき

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接客業は、パニック障害になった人が一番避ける業種かもしれません。しかし、パニック障害の症状緩和は、運動療法と認知療法がとても重要になってきます。

パニック障害を持っている人が、仕事を探す時に1番気にする事は「今の自分でも出来るかどうか?」だと思います。選ぶ仕事も対人関係が少なく肉体的にも負荷が少ない仕事を選びがちになるかも知れません。しかし、座りっぱなしの仕事や人との関わり合いが少ない仕事を選んでしまうと、症状の改善どころかかえって悪化する事もあります。

どんな仕事にも良い面と悪い面がありますが、接客業の業務内容がもたらす良い副作用で、意外にも改善の糸口が見つかるかも知れません。