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軽自動車が年間販売台数の上位4位まで占める理由【低賃金労働者の増加?老後の不安の象徴?】

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N-BOX|Honda

2019年新車販売台数ランキング

1位 ホンダ「N-BOX」:25万3500台

2位 ダイハツ「タント」:17万5292台

3位 スズキ「スペーシア」:16万6389台

4位 日産「デイズ」:15万7439台

5位 トヨタ「プリウス」:12万5587台

6位 ダイハツ「ムーヴ」:12万2835台

7位 日産「ノート」11万8472台

8位 トヨタ「シエンタ」:11万880台

2019年の新車販売台数ランキングは、軽自動車が1位から4位まで占めています。5位にやっと乗用車のプリウスがランキングしますが、1位のN-BOXの半分の販売台数にも及びません。また軽自動車の販売比率は全体の40%に迫ろうとしているのです。

それにしても日本では、なぜ軽自動車がここまでランキング上位を占める様になったのでしょうか?

 

 

若い世代にとってのクルマとは

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少子高齢化の波は、クルマの販売構成比にも大きな影響を及ぼしていますが、若い世代の、クルマに対する価値観の変化の影響の方が大きいのかも知れません。

昭和時代の若者は、社会人になったら「まずはクルマを買う」ということが、大人への第一歩でした。と同時にクルマを所有するという事がステータスでもありました。

「いつかはクラウン」という言葉が流行ったのも、昭和の時代を象徴しているかのようです。それがいつしか、若い世代の人にとってのクルマとは「移動手段の1つ」になり、燃費が良く維持費の安いクルマがもてはやされるようになってしまったのです。つまり、今の若い世代の人は「低燃費な軽自動車」が、免許を取って初めて買うクルマなんです。昭和生まれの私には理解しがたい事実ですが、クルマを買うならまだしも、免許すら取得しない人も今の若い人には居るそうで、これには驚きました。

 

 

クルマがステータス世代は今

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第一次ベビーブームと第二次ベビーブーム世代が、クルマに対して最も多くのお金を掛けた世代かも知れません。先程も書いた通り「いつかはクラウン」世代であり、「走り屋やヤン車」「ハイドロやシアターカー」など、給料をはたいてクルマに注ぎ込むことがステータスであり、楽しみだった世代です。しかし、いまや彼らクルマにお金をかけていた人々は絶滅危惧種となっていたのです。

かたや第一次ベーブーム世代は、年金2,000万問題でお金はあってもクルマには使えず、かたや第二次ベビーブーム世代は、子供が大学や専門学校などの進学で、コチラもクルマにお金が使えない世代になってしまっているのです。

 

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地方都市の交通網と最低賃金との因果関係

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軽自動車の保有台数と最低賃金には相関関係があり、東京や大阪などの都心部では、全体に占める軽自動車の保有台数は少なく、地方に行くほど保有台数は多くなる傾向にあります。これは都心部がクルマに頼らない交通網が発達していることにも起因しているのですが、賃金が高い都心部の人は軽自動車ではなく普通車を購入して、賃金が低い地方の人は軽自動車を購入していることにも起因しています。

都心部に住んでいる低賃金労働者は、クルマを所有せず電車を利用するのに対して、地方に住んでいる低賃金労働者は、クルマ以外の選択肢が少ないので1人1台所有しなければいけない交通事情のため、安い軽自動車を購入します。この事が、地方の軽自動車保有台数を押し上げている大きな要因の一つです。

 

 

あとがき 

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クルマを、移動手段の道具としてみるならば軽自動車で十分なのかも知れません。また少子高齢化、若者のクルマ離れ、年金2,000万円問題や免許返納など、時代背景により軽自動車の保有台数が伸びるのは必然なのかも知れません。

昭和の時代が青春時代だった私にとって、クルマとは気の合う友達や彼女と、好きな場所へと連れて行ってくれる「夢と希望の魔法の箱」でした。また「いつかはもっと良い車に乗ってやるぞ」というステータスの象徴だったような気がします。しかし、今のクルマという価値観は、通勤や買い物の足として過不足なく利用出来て、コストパフォーマンスに優れている事の方が好まれる時代になってしまいました。また、先行き不透明な未来への不安から、まるで軽自動車を選択するという事は「未来の不安を象徴している」かのようです。

クルマ好きの私にとって、若い頃は軽自動車に乗るのはおばちゃんだけで、どちらかと言えば軽自動車は「恥ずかしい乗り物」だったことを今でも記憶してますが、今私自身も、子供の学費の為に軽自動車に乗っているのでなんとも不思議な気分です。

今後、私も子供の学費が終わったら、昔の様に「格好良いクルマ」に乗りたいとは思っていますが、その頃には、老後に向けて貯蓄をすることが優先になりそうな自分がいるのも想定出来て、寂しくも仕方ないのかなと思っています。

 

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