事情はどうあれ1度結婚を失敗したバツイチ経験者は、再婚に関して二の足を踏んでしまうものです。
・離婚を決断するまでの苦悩
・夫婦2人での離婚に向けた話し合い
・子供へ今後の生活についての報告
・役所への離婚手続き
・保険の受取人変更やら住所変更など各種手続き
・会社や友人、親戚への報告
・慰謝料や養育費
「結婚するより離婚する方が大変」を、身をもって痛感しました🤣
正直、こんな面倒なことになるなら「もう結婚はこりごり」と思っています。
それでも心の片隅には、いつも再婚の二文字が消えずに燻っているのです。
なぜ再婚したいの?
離婚を「する前」も「する時」も、言うなれば「した後」も、悩み苦しんだはずなのに、何故もう一度結婚したいと思うのでしょうか?
・子供と2人きりで外食してるとき
・子供と2人きりでテーマパークやプールに行ったとき
・疲れてるのに家事をやらなければいけないとき
・支払いが重なって家計が大変なとき
・自分の老後を考えたとき
確かに再婚したいかも・・・😭
再婚したい理由は人それぞれですが、「夫婦間の継続的な性的結合を基礎とした社会的経済的結合」という観点でみれば、シングルファーザーのまま暮らす生活より、再婚した方が合理的です。
・金銭の分担
・家事労働の分担
・子育ての分担
シングルファーザーが1人で「お金を稼ぐ」「家事をする」「子育てをする」ということは、非合理的で肉体的にも精神的にもかなり辛いものがあります。
いまさら、愛だの恋だのだけで結婚するほど若くはありませんし、合理的な結婚と言われようが、子供と2人で生きて行くことが大変なことを知っているのでなおさらです。
「合理的理由」と「タイミング」
シングルファーザーは、愛だの恋だのだけでは再婚相手を選べません。
「夫婦間の継続的な性的結合を基礎とした社会的経済的結合」が大切であるということを身をもって経験しているからです。
つまり、目に見えない愛や恋だけでは結婚生活は成り立たず、合理的な結婚こそが、生きていく上で最も重要なファクターであることを知っているのです。
早い話「継続的独占的な肉体の繋がりをもってお互い協力し、お金を稼いで税金を納め子育てと地域貢献する」ことが重要ということです。
つまり「金銭の分担」「家事の分担」「子育ての分担」を、共に分かち合える相手でなければシングルファーザーの再婚相手にはなり得ないのです。
また、前妻との間の子供がいる場合は、再婚するタイミングも重要です。
仮に、離婚したとき子供の年齢が0歳なら、子供が巣立つ20歳まではかなり長い時間を過ごすので、子供を中心に再婚相手を探すことが良いのは間違いないでしょう。
しかし、離婚したときの子供の年齢が15歳ならあと5年です。
子供が巣立った後の夫婦2人の生活を中心に、再婚相手を探すのが賢明と言えるのではないでしょうか?
あと5年で子供が巣立つなら、それから再婚しても遅くはありません。その方が再婚相手も子供もストレスが少なくて済みます。
シングルファーザーが再婚をすべき時期は「子供の年齢がいくつなのか?」「親元を巣立つ日がいつなのか?」が、大きな判断材料になってくるのです。
バツイチ同士は上手くいかない
再婚相手を探すとき、自分がある程度の年齢だと再婚相手もバツイチであることが多くなります。
当然、再婚相手がシングルマザーの可能性も高くなります。
お互いバツイチ同士なので気心も知れ、始めのうちは上手くいくでしょう。
悪く言えば「お互いの傷を舐め合う」ことが出来るからです。
しかし、バツイチ同士の再婚には障害も多く立ちはだかります。
・お互いの子供の存在
・前配偶者との関係
・互いの相続問題
・結婚式と披露宴問題
・再婚した際の子作り問題
付き合っているうちは気にならなかったことでも、再婚して一緒に暮らすようになると浮き上がってくる問題です。
「互いの相続問題」「結婚式と披露宴問題」「再婚した際の子作り問題」に関しては、お互い再婚同士なのでそんなに大きな問題とはなりません。
お互い好きな相手に相続すればいいですし、結婚や披露宴、子作りに関しては互いに経験済みなのでいまさらやらなくてもいいでしょう。
どちらかといえば、相手の歴史を丸ごと飲み込めるかどうかの方が問題になります。
「お互いの子供の存在」「前配偶者との関係」というお互いの歴史の問題です。
このことは、ひとたびこじれると再婚生活に深く影を落とし、再び離婚なんて事態にもなりかねません。
・年末年始やお盆休みはどちらの家で過ごすのか?
・お互いの子供の行事が被ったらどうするのか?
・養育費はどうするのか?
・前妻や前夫と会う機会はあるのか?
・前妻や前夫への慰謝料や養育費の支払いはあるのか?
シングルファーザーとシングルマザーが再婚するときは、お互いの歴史とどう向い合っていくのかを、事前に話し合うことが大切です。
未婚者との再婚で注意すること
ならば、結婚経験のない未婚者となら障害がないかといえば、こちらはこちらで別の問題を生じます。
・再婚相手と子供の関係
・相手の両親、親戚、友人の反対
・相続問題
・結婚式と披露宴問題
・再婚した際の子作り問題
バツイチ同士の再婚と違って初婚の相手においては、全て大きな障害となります。
総じて言ってしまえば、再婚相手が自分の歴史を丸ごと飲み込めるかどうかが問題なのです。
「再婚相手と子供の関係」は、再婚相手にしてみたらいきなり母親になる訳ですし、子供にしてみればいきなり違う母親が現れるのですから、問題が起こらない方が不思議というものです。
「相手の両親、親戚、友人の反対」は、自分が再婚相手の親や友人の立場に立って考えれば、然るべき反応でしょう。
「相続問題」は、さすがに我が子に全て相続するなんて道理は通用しません。
「結婚式と披露宴問題」「再婚した際の子作り問題」は、再婚相手の身になって考えれば、もう一度通らなければならないイベントです。
自分は経験済みでも再婚相手が初婚なら、もう一度結婚のプロセスを1からやり直す以上の気苦労と気構えが必要になるのです。
生涯バツイチ独身という選択
色々考えてみると、「果たしてここまで苦労して再婚を果たしたいのか?」という素朴な疑問にぶち当たります。
・金銭問題
・健康問題
・老後問題
この問題がクリア出来れば、実はそんなに再婚したいと思っていない自分に気が付きます。
子供がまだ小さいうちは、子育てと家事をこなすだけで疲れ切ってしまい「嫁が居ればなぁ」と思ってしまいますが、中学生にもなるとだんだん親離して手が掛からなくなるので、意外と何とかなるようになります。
子育てと家事に目処が立つと、あれほど再婚しようか考えていた気持ちも薄れ、「このままで良いのかな?」という考えが頭をよぎるのです。
実は「再婚したい」という気持ちの正体は、子育てや家事から解放されて「自分が楽をしたい」だけだったように思えてなりません。
もちろん、金銭や健康、老後問題を考えると「再婚した方が良いのかな」という気持ちが起こらない訳ではありませんが、それこそ再婚したからといって100%解決出来るというものでもありません。
だとしたら、あと数年で子供が巣立つ年齢になった今にして思うことは、生涯バツイチ独身のまま暮らすのも、あながち悪くない選択なのかも知れないという事です。
・自分の収入
・自分の健康管理
・老後のビジョン
この3つがしっかりしていれば、もはや再婚の必要はないのかも知れないと考えています。