結婚生活に忍び寄る離婚の影。長年連れ添ったからこそ我慢の限界を迎える夫婦は多いもの。
改善可能な不満なら直せても、根本的な「性格の不一致」ではどうにもなりません。
・猫派の私に対して犬派の妻
・朝はご飯派の私に対してパン派の妻
・休日はインドアでのんびりしたい私に対してアクティブな妻
・出掛けるならキャンプに行きたい私に対してディズニーランドに行きたい妻
・朝型の私に対して夜型の妻
交際中なら我慢出来ても何十年も共に暮らす結婚生活では不可能です。
今回は結婚生活における「性格の一致」の重要性と、「性格の不一致」に気付いたらどうすべきかをご紹介します。
離婚原因No.1「性格の不一致」
恋愛中は気付かない互いの嗜好や習慣。むしろ自分には理解出来ない好みやライフスタイルに、新鮮さすら覚えて惹かれ合うもの。
恋に燃えていれば"あばたもえくぼ"。冷めてしまえば"あばたはあばた"気が付いた時には後の祭りです。
浮気やDV、借金などのケースが多いと思われる離婚原因。実は最も多い離婚原因は「性格の不一致」です。
取り立ててすぐに離婚原因にはならない性格の不一致。"塵も積もれば山となる"とはよく言ったもので、降り積もる塵はやがて大きな離婚原因となります。
全てにおいて同じ性格を持つ人間は居ないこの世の中。異なる人間同士だからこそ面白いもの。お互いの価値感や習慣を認め合えれば良いのですが、そう問屋が卸しません。
結婚相手は性格の合う友達が良い理由
長く付き合える友達はどことなく自分と似ているところが多いもの。自然体で過ごせる相手が1番長続きします。
このことは男女を問わず同じこと。一生付き合える友達は貴重な存在。結婚という関係になるのか親友のままなのかはお互いのタイミングもありますが、生涯大切にしたい相手です。
恋愛相手としては物足りなく感じる性格が一致する異性。激しく惹かれ合う恋愛には発展しないことの方が多いのかも知れませんが、長い結婚生活の相手として考えるのならば「性格の合う友達」の方が幸せな日常を手に入れやすいものです。
・猫派の私に対して猫派の妻
・朝はご飯派の私に対してご飯派の妻
・休日はインドアでのんびりしたい私に対してインドアな妻
・出掛けるならキャンプに行きたい私に対してキャンプに行きたい妻
・朝型の私に対して朝型の妻
嗜好や生活習慣が同じであるほど、お互いにイライラさせたり理解に苦しんだりすることが減るので、結婚生活を長く幸せに過ごすことが出来ます。
失敗しない結婚相手の決め手
嗜好や生活習慣が合う「性格の一致」に加えて、結婚相手として選ぶ際の決め手となる「会話」。
・話のテンポ
・笑うポイント
・ボケとツッコミ
・会話の間の取り方
これらが同じ相手となら何時間でも喋れますが、ひとつでも合わないと居心地が悪いものです。
短い時間しか一緒に居られない恋愛中なら相手に合わせられる「会話」。四六時中顔を合わせる結婚となると違います。
いちいち合わせなければ続かない会話では、いつしか「会話の無い夫婦」になるのは間違いないでしょう。
結婚するときはこう自問せよ。
「年をとってもこの相手と会話ができるだろうか」
そのほかは年月がたてばいずれ変化することだ。
フリードリヒ・ニーチェの名言集より
性格の不一致に気が付いたら
恋愛中に激しく求めあったカップルほど一致しない性格。結婚した後に気が付いたらどうすればいいのでしょう。
・一緒に居たくない
・そばに居るとイライラする
・居ても居なくてもいい
性格の合わない相手だとついつい思ってしまいますが、どうにかするしかありません。
・お互いに譲り合う
長く続く夫婦は多かれ少なかれ譲り合えるもの。今日はご飯なら明日はパン。今週はおウチでゆったり過ごしたら来週はUSJで愉しむなど、お互いの嗜好や習慣を交互に取り入れれば自分の知らない世界に出会えるかも知れません。
・新しい嗜好や習慣に変える
こっちを立てればあっちが立たずな譲り合い。ペット猫と犬で悩んだらブタにする。キャンプとディズニーランドで悩んだらスキューバダイビングにするなど、いっそのこと全く違うモノにすれば新鮮な驚きで上手くいくかも。
・自分が変わる
変わることが出来るのは自分だけ。コーヒー片手に夜更かしを頑張る。好きになるまでパン屋巡りをする。相手を変えようなんておごりは捨てて新しい自分に生まれ変わるのも悪くないかも。
・離婚する
お互いに譲れない、新しいことにもチャレンジ出来ない、自分が変わることも出来ない。だったら最後の選択は離婚しかありません。
性格が一致する相手とやり直した方が手っ取り早く幸せになれるかも知れません。