お金の自由が利かなくなる結婚。財布の紐を妻に握られた男性なら尚の事でしょう。
・コンビニでジュース
・ちょっとカフェで珈琲
・1日に吸うタバコの本数
こんな事にすら気を遣わなければいけない小遣い制の妻帯者。結婚を躊躇する未婚の男性が挙げる”独身の方が金銭的に裕福だからまだ結婚したくない"は分かる気がします。
今回は、離婚した独身者は金銭的に裕福になるのか?貧乏になるのか?を書きたいと思います。
未婚の独身者は金銭的に裕福?
未婚の独身者が結婚をためらう理由”独身の方が金銭的に裕福”。確かに結婚式以外にも新居の用意やら将来に向けて貯金もしなきゃいけないので家計は大変です。
反面、結婚したら「2人分の収入と家計の分担の利」で収入は増え支出も減るはずでは?と思う人も多いはず。
結婚することで裕福じゃなくなる理由は簡単。
・お金で不自由を掛けさせたくないと考える「良き夫」
・映える食事やイイねと思われる生活をさせたい「良き妻」
2人で良い夫婦を演じることが主な原因です。
・お洒落な住まい
・バランスの取れた食事
・休日は毎週お出掛け
・小洒落たファッション
・高級ミニバンやSUV
この点、鍋の穴の大きさを自由に調整出来る独身者。見栄も外聞も捨てれば簡単にお金を貯められます。
・家賃4万円のボロアパート
・スーパーの値引き弁当
・自宅で引きこもり
・洋服はGUやワークマン
・クルマは軽自動車1台
どれだけ収入が多くても、鍋に空いた穴が大きければ水はいつまで経っても貯まりません。
見栄も外聞も捨てられる独身者。「1年で100万円貯めた」「食費は1万円あれば充分」。独身者が金銭的に裕福と思える本当の理由は、支出のコントロールが良い夫婦を演じる2人よりも簡単に出来るからです。
バツイチ独身者はしばらく貧乏
「離婚すると貧乏になる」とも言われる近年の離婚事情。自分の新しい住居の用意や引っ越し費用、新生活の支度にも出費が重なり、慰謝料や養育費の支払いがあったらお金がいくらあっても足りません。
バツイチになって新しい生活を始める為に必要な初期費用、慰謝料や養育費の支払いなどがひと段落するまで節制を余儀なくされます。
そこを乗り越えてこそ、未婚の独身者と同じように支出をコントロール出来る様になるのです。ここまで来てやっと金銭的に楽になります。
金銭的に裕福になる生活習慣
離婚することで、収入が半減したら変えざるを得ないライフスタイル。結婚時代と同じ質を保とうとしたら破綻します。
2馬力で稼いでいた結婚生活。1馬力の収入に変わっても、生活習慣を変えれば結婚していた頃より金銭的には楽になることも。
・2LDKマンションから6畳一間のボロアパート
・手作り朝食からコーヒーが朝食
・彩りな食事から節約飯
・休日テーマパークから自宅でYouTube三昧
・毎日コーデ服から2パターンルーティン服
・快適高級車からオンボロ軽自動車
ひとりで暮らすバツイチ独身者ならではの節約術。右肩上がりの収入が見込めなくなった今のご時世。収入を上げることより支出を減らすことの方が裕福になるための近道です。
清貧な暮らしが似合うバツイチ独身者
哲学者並みに色々考える時間が増えるひとり時間。身辺がスッキリすると頭がクリアになるからかも知れません。
お金の使い方もそのひとつ。より良い生活を求めて収入を上げることばかり考えていた結婚当時と比べ、どこにお金を使うべきか吟味するように。
幸せになるためにガムシャラに働いていたのに、気が付けばお金を稼ぐことが目的になっていた結婚時代。離婚後は幸せになることを目的に程よく働くことが出来るようになった気がします。
結婚時代はガムシャラに働いたおかげで増えた収入。金銭的には裕福になったものの支出は増えて支払いの算段ばかり考える日々。幸せとは無縁なお金の使い方をしていました。
バツイチ独身者になって得た貧乏ライフ。「お金が掛けられない」が正直なところですが生活にも趣味にもお金が掛からなくなりました。
・食事は自炊かワンコイン外食
・運動は筋トレとウォーキング
・洋服はインナー以外は使い回し
・クルマもポンコツ軽自動車
不思議なもので、お金を使わない暮らしに慣れるとお金が無くても不安にならなくなります。むしろお金を使わないことで自由になれた気すらするのです。
結婚時代、好きが高じて週に2回以上行っていた温泉。いつしか疲れを癒すためだけに通うようになっていたこの趣味も、月に一回しか行けなくなった今の方が純粋に温泉を楽しめてます。
楽しみに金のかからない人が最も裕福である
ヘンリー・デイヴィッド・ソローの名言集
お金があればそれに見合った生活をしてしまうのが人の性。本当の幸せを求めるなら「お金が掛からない暮らし」の方が、お金を沢山使う暮らしより裕福なのかも知れません。