禁断の果実は甘いか酸っぱいか

離婚したって「にんげんだもの」

「求めていたのは孤独だった」バツイチ独身者の自由とは? | 喧嘩ばかりの結婚生活

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毎日笑顔が絶えない家庭を築きたいと思っていた結婚当初。現実はなかなか難しいものでした。

 

どんなに愛した相手でも、情熱が冷めてしまえば赤の他人。初めは惹かれた「自分にはない性格や考え方」も、長年連れ添えば喧嘩の原因。一緒の空間にいることさえ嫌になってしまうものです。

 

そんな結婚生活に終止符を打った2年前。幸か不幸かバツイチ独身者になって初めて「自分は孤独になりたかったんだ」ということに気付きました。

 

今回は「離婚して孤独になっても大丈夫な理由」をご紹介します。

 

 

孤独を求める現代人

もともと他人との共同生活が苦手だった幼少期。小学校の成績表にも「協調性が足りない」とよく書かれたものです。

振り返れば、その頃から「ひとり好き」という人格形成はされていたのでしょう。

 

「人と同じことをするのが良いこと」協調、共感、共同が出来ないのは悪いこと。そう教えられた時代を過ごしてきたので誰にも気付かれないように振る舞って生きて来ました。

・運動会や文化祭

・修学旅行や遠足

・新人研修や定期的なスキルアップ研修

・歓送迎会や忘年会

ツラいツラい集団行動。まるで社会全体が強制収容所か刑務所にしか思えてなりませんでした。

 

離婚を機に「人と同じが当たり前」という呪縛から解かれた人生観。人と共に生きていくのが当たり前の世の中で、「ひとりで生きていきたい」そう思う人が少なからずとも居ることを知って救われました。

孤独とは生命の要求である

 

キルケゴールの名言集より

150年以上も前にデンマークの哲学者が言い残した名言。社会構造も人間関係も、より複雑化した現代に於いては「孤独を求める」人が増えるのも当然なのかも知れません。

 

求める孤独は「孤高の孤独」

「頼れる人が誰も居ない」「ひとりで寂しい」など、ネガティブ思考に陥る物理的な孤独。いわゆる「消極的な孤独」が好きな訳ではありません。

 

求めるのは「他人に流されたくない」「ひとりの時間を邪魔されたくない」という孤高の孤独。軽々しく他人の意見に迎合出来ず、ひとり熟考することでしか自我を保てない人もいるのです。

 

孤独と混同されがちな孤高の孤独。目指すところはアイデンティティの確立です。

 

他人との距離感を保つことでしか「自分の信念」と「居心地の良い世界」を作り上げられない不器用さ。簡単に人の意見に乗ったり、群れることを良しとする器用な人達とは見ている世界が違うのだから仕方ありません。

 

バツイチ独身者の「孤独」はヤバい?

離婚して周りから言われた余計なお世話。「ひとりは寂しいでしょ?」「病気したらどうするの?」「老後心配じゃないの?」「孤独死したら他人に迷惑かけるよ?」「再婚はするんだよね?」まるでバツイチ独身者は不幸の始まりのような言い草です。

 

「ひとりが幸せ」と感じるアイデンティティ。世間から言わせれば「ヤバい状況」らしいおひとり様ライフ。多数派と思う人の価値感の押売りにはウンザリです。

「ひとりは寂しいでしょ?」

他人に価値感やライフスタイルを押し付けたり、押し付けられたりするくらいなら孤独を選びます。

「病気したらどうするの?」

病院に行きます。入院や介護が必要な病気になったら看護師さんや、お金を払ってヘルパーさんを雇います。

「老後心配じゃないの?」

孤独だから不安という老後の心配。根本的には何が起こるか分からない「未知との遭遇」が不安なのでは?配偶者や子供が居るから安心と思うのは「甘え」以外の何者でもありません。

「孤独死したら他人に迷惑かけるよ?」

大なり小なり誰かのお世話になる「死ぬ」という自然の摂理。家族だから迷惑とは思わない理由は遺産相続があるから。負債しかない家族の死ならどのみち迷惑千万。死んだ後の後始末の費用が担保されていれば、世間が言うほど迷惑はかけません。

「再婚はするんだよね?」

離婚して最も多く聞かれる最も余計なお世話。結婚とは、愛することが出来なくなった相手に対しても「互いを尊重」「相手の価値感を認める」「許しと忍耐」が大切なことを理解した結婚生活。でもそれが出来ないから離婚したのです。にも関わらず再婚を考える訳がありません。

 

心のバランスをとる積極的な孤独

本当は人との関わり合いを求めているのに叶わない「消極的な孤独」。反対に、人との関わり合いは持ちながらも自ら進んでひとりの時間を作りたがる「積極的な孤独」。

同じ孤独でも「積極的な孤独」は心のバランスを取るための大切な時間です。

・考えが整理される

・進むべき道が見える

・後悔や不安を払拭する

・取捨選択が出来る

まるで瞑想のような効果がある「積極的な孤独」。人間関係が煩わしいと感じるようになったら積極的に孤独な時間を作るのも悪くありません。

 

その点、バツイチ独身者はあまり積極的にならなくても手に入るひとり時間。朝から晩まで休み無く誰かと一緒に過ごす妻帯者とは異なります。

・起きるも寝るもフリーダム

・誰にも邪魔されずに過ごせる休日

・ひとり就寝前の自由時間

コミュニケーションを取りたくなったら友人も会社の仲間もちゃんといる積極的な孤独者。皆んなで過ごす時間とひとり時間と区別することで、精神のバランスを保っているのです。