本当は直ぐにでも離婚したいのに「まだ〇〇だから別れられない」そう仰る方が結構いるようだ。まるで離婚出来ない理由を、何かのせいにしているような口ぶりだ。
・まだ子供が小さいから
・まだ愛情が残っているから
・まだ金銭的に不安があるから
別れられない人の口癖は、ほとんどこの3つのエクスキューズではないだろうか?
「結婚生活には耐えられない」、「でも離婚する決断はまだ出来ない」。そんな身動きが取れなくなった時に取るべき思考法をご紹介しよう。
「から」を「なら」に変換してみよう
口にした言葉や、心に思った言葉には注意が必要だ。
古来から「言霊」といわれる通り、言葉には魂が宿る。ポジティブな言葉を使う人は、自分責任論で行動は能動的だ。前向きな言葉で思考したり口にする人ほど元気でハツラツとしているのはそのためだ。
反対に、ネガティブな言葉を使う人は、他人責任論で行動は受動的だ。後向きな言葉で思考したり口にする人ほど、覇気がなくメランコリックなのは偶然ではない。
「〇〇だから」とか「〇〇だと」から始まる言葉の後には、大抵ネガティブな言葉が続く。
「お客様が少ないから、売上が上がらない」
「この色だと、あなたには似合わない」
といった具合だ。これを「なら」に変換してみよう。
「お客様が少ないなら、〇〇〇〇」
「この色なら、〇〇〇〇」
どうだろうか?〇〇〇〇の後に続く言葉は、問題を解決する為の「どうしたら良いか」という対策が続きはしないだろうか?
「お客様が少ないなら、アフターフォローしてみよう」とか、「この色なら、コッチの色の方が良いよ」と、ポジティブな言葉が続くはずだ。
これらを踏まえて、先程のエクスキューズをもう一度言い直してみよう。
まだ子供が小さい「なら」
離婚を心から願っている人の答えはこうだ。
「まだ子供が小さいなら、20歳まで離婚を待とう」
となるし、心のどこかでやり直すことを願っている人の答えなら
「まだ子供小さいなら、パートナーともう一度話し合ってみよう」
となるだろう。
導き出される答えは違っても、前向きに一歩前進出来る。少なくとも「どうしたら良いか分からない」という状況はなくなるはずだ。
まだ愛情が残っている「なら」
離婚を心から願っている人の答えはこうだ。
「まだ愛情が残っているなら、別居して気持ちを断ち切ろう」
となるし、心のどこかでやり直すことを願っている人の答えなら
「まだ愛情が残っているなら、パートナーともう一度話し合ってみよう」
となるだろう。
導き出される答えは違っても、前向きに一歩前進出来る。少なくとも「どうしたら良いか分からない」という状況はなくなるはずだ。
まだ金銭的に不安がある「なら」
離婚を心から願っている人の答えはこうだ。
「まだ金銭的に不安があるなら、まずは正社員の仕事を探そう」
となるし、心のどこかでやり直すことを願っている人の答えなら
「まだ金銭的に不安があるなら、パートナーともう一度話し合ってみよう」
となるだろう。
導き出される答えは違っても、前向きに一歩前進出来る。少なくとも「どうしたら良いか分からない」という状況はなくなるはずだ。
まとめ
いかがだっただろうか?
自分の望む答えが「離婚する」なら、それに向かった対策が導き出されただろうし、「やり直す」なら、パートナーともう一度話し合うという答えが見つかったはずだ。つまり、具体的にどうすれば前向きな進むべき対策を経て、結論を導き出す方法が分かったかと思う。
最後に出た答えが「離婚する」のか「やり直す」なのかは人それぞれだが、少なくともどちらも選べず、身動きが取れないということはなくなるはずだ。
口では「まだ〇〇だから」と言って、離婚することにも、やり直すことにも真剣に向き合っていない人は、一度この方法を試してみると良い。
「まだ〇〇だから」という言い訳を排除して、前向きな言葉で思考し行動すれば、気付かなかった自分の本音が見えてくるかも知れない。